カジハラ治療院での鍼治療について
昨年よりこちらで治療受けている55歳・男性です。
2年ほど前から定年過ぎの趣味のためと思い若い頃少し練習した楽器を始めました。
ゴルフに自己流のスイングだと“下手を固める”という言葉があるそうですが、私の場合
も同じように昔の“下手の固まり”が中年を過ぎて始めた楽器の練習で体の痛みと伴に出
てきたようです。
症状は右側の、肘の張り・肩の痛み・肩甲骨後ろの鈍痛・腰上の痛みでした。
何回かの整体治療の後、勧められて鍼の治療を受けてみました。
まず意外だったのが痛みのある部分に鍼を打つのではないということでした。
正確にはわかりませんが、肘の張りには掌・肩の痛みにはわき腹・肩甲骨には足の甲・腰
上の痛みには膝に打ってもらった鍼が効いたようです。
鍼を打った所から多分経絡を通じてと言うことだと思いますが、痛みのある部分の筋肉に
反応がおこり最初は硬直し何分か後に弛緩がはじまります。
最初に筋肉が硬直した状態では意識は十分にリラックスしてるのですが、痛みのある部
分は緊張し、非常に重い感じがしてきます。この意識のリラックスと体の緊張のアンバラ
ンスがなんとも心地良く感じられるのです。
その後、筋肉に緩みが来ると心身ともにリラックスした感じが得られます。
“錆びた菅に水が流れ始める感じ”との説明を受けましたがまさにそのような感じがしま
す。
現在は肘の張りと肩甲骨の痛みはだいぶ取れたため、それぞれのつぼに鍼を打ってもらっ
てもその筋肉が反応することは殆どなくなりました。その代わりに今まで隠れていた部分
の痛みが気になり始めました。
私の場合、整体を受けた後では体は非常に軽くなる感じがしますが、鍼の場合は心地よい
けだるさといった感じを受けます。温泉に入った後手足に残る暖かさ、お酒を少し飲んだ
後の心地よさ、そのような感じが治療の後1日続きます。
上記のような感じが得られたのは、私の体と鍼の相性が良かったためと思われます。
鍼の治療を受けられる方が皆同じ様な感じを得られるとは思いませんが(妻もこちらで治
療を受けていますが、整体中心のようです)素人考えでもスポ-ツ障害などで筋肉を痛め
た方には一度鍼の治療を試されても良いかと思います。