ごあいさつ

私は上石神井で鍼灸・整体をおこなっている梶原千譽(かじはら かずしげ)と申します。
正直言って、目立つことは好きではないので、あまり人には話してきませんでした。でも、なぜ治療しているのか、あなたに知っていただきたいので、お話します。
私は祖父母、両親とも教師の家の長男として生まれました。現在は弟も教師をしています。まじめそのものの祖父母、頑張り屋の両親、まじめで優しい弟と共に育ちました。
子供の頃は病弱で、よく熱を出し、幼稚園や小学校を休み、布団の中で天井板の節を眺めていました。
人間は元気な人、病弱な人、スポーツの得意な人とそうでない人といるのは何故だろう、何が違うのだろうとよく考えていました。
 
中学で、柔道部に入りました。30kg台のひょろひょろとした体型だったので、筋肉を付けるために柔道が終わった後、家で腕立て伏せ、腹筋運動をやり、筋肉の為の食物は「肉」だと思い、夕食は白米と肉を腹いっぱい食べていました。また、甘いものが好きで、まんじゅうとかチョコレートもかなり食べていました。柔道とカロリー過多の為、毎年約10kgづつ増えていきました。
高校、大学も同じような食生活をしていました。
 
大学4年の時、早く独立できる税理士になろうと、簿記の専門学校に通いながら、税理士事務所で働き始めました。
ところが、細かい数字を日々眺めていると、ストレスが溜まり、簡単な計算でもミスも多く、だんだん嫌になってきました。
その頃から体が痒くなり、目には見えないのですが、皮膚の上を小さな虫が飛び跳ねている感じがしていました。ひどくなると、気が狂いそうになるぐらい全身が痒くなりました。アトピー性皮膚炎の始まりでした。
 
でも、アトピーだとは考えもせず、部屋にダニかノミが居ると思い、部屋を閉め切って煙の出る殺虫剤をしたり、畳を上げて白い粉の殺虫剤を敷き詰めたり、シロアリ駆除の業者に、室内に殺虫剤を散布してもらったりしましたが、痒みに変化は有りませんでした。
また、ダニの本を読んだり、近所にいる鶏についているダニが飛んできたのかと考えてみたり、都立衛生研究所にダニの研究をされてる方に会いに行ったり、保健所に相談し、掃除機のゴミを持ち込み調べてもらいましたが、ダニはほとんどいませんでした。
 
何で痒いんだろう。2年前に行ったケニアで変な病気をもらって来たのだろうか。血液検査をしましたが、異常は無く、わかりませんでした。
それならば、虫ではないなら、カビ? 
体内にカビが繁殖しているのか? と思いカビの本を読みました。

ダニにしてもカビにしても温度と湿度が高いところに増えるので、湿度を下げれば良いとわかりました。
部屋の横に川があるから、その湿度で部屋が湿気るのだろうか、と思い引越しをしました。でもだめでした。
除湿機を買ってきて、毎日、外出している朝から夜まで除湿していました。夜帰ってくると、除湿機に毎日水がいっぱい溜まっていました。それを見て、これだけ除湿出来ていればもう大丈夫だ、と喜んだものの、痒いのは何も変わりませんでした。
 
虫でもカビでもなければ、何なんだ?そうだ霊障だ!これしかない。
子供の頃は幽霊が恐く、霊とか、精神世界には昔から興味がありました。
宗教でなく、科学的に霊を研究しているところを知り、そこの会員になり毎週、日曜の瞑想会に出席し、月一度の霊的に治療をする日に、治療をしていただきました。治療後2~3日は痒みが無くなるので、これは凄い。やはり霊障だ。間違い無い。と確信しました。
でも、2~3ヶ月続けても、治療後2~3日しか効果が無いので、本で調べたその会の理事の鍼灸師の方に治療をしていただきました。
初めて治療を受けに行った日に、治療の前に、突然、大きな声で「エーイ!」と手を振り回しながら、印を切ったので、「どうしたんですか?」と聞くと、「前の患者さんの残していった霊がいたので、除霊した。」と言われ、凄い人なんだな~、そんなことも出来るんだ、と驚きました。それから毎週鍼灸治療を受けましたが、痒みに変化はありませんでした。
 
大学病院の皮膚科にも行きました。ステロイドを塗ると、すぐに痒みが消え驚きました。あまりの効果と、副作用が恐くなり使うのを止めました。
その頃は何が痒みの原因かわからないので、住んでいた川口と職場の田町にある図書館の漢方薬、薬草、自然療法、体操、整体、鍼灸、食事療法、断食などの健康・医学コ-ナーの本はほとんど読んでしまいました。その中で、食物で体が治るという本に引かれ、食物だけで体を治すマクロビオティックの本部、日本CI協会に「体が痒くて困っている。」と電話したら、大森英櫻先生の健康相談が有ると言われ、それに申し込みました。

大森先生との出会い

当時大森先生は、食物だけで内臓疾患はもちろんのこと、難病、ガン、ウイルスなどの感染症も治し、実力も実績もトップの方でした。
どんな方なんだろうか、何を言われるんだろうか、不安と期待をいだきながら出かけました。
お会いした瞬間から、気取りも無く、気楽に話してただき、「あんたは、陽性だから、ネギと基本食と、うどんでいい。そうだ生姜風呂が良い、これで早く排毒できる。」と言われ、それで治るんだ、と安心しました。
今まで出口の無い闇の中にいたのが、はっきり明かりが見えて来ました。
そしてこの時、「この人を師匠にしよう。」と思いました。
 
それからマクロビオティックでの自分の体を使った人体実験が始まりました。早く痒みを治そうと、玄米菜食、少食、断食、宿便取り、砂療法、洗腸他、いろんな効果の高そうな民間療法を手当たり次第試して行きました。
ちょくちょく日本CI協会に出入りしている時、同じ建物の1階の自然食品店、オーサワジャパン㈱で社員募集していることを知り、マクロビオティックのことを知るにはこれが一番早いと思い、すぐ入れて頂きました。
 
オーサワジャパン㈱では、始めは売店で働き、次に本社で営業として全国の自然食品店を回り、商品開発として無農薬有機栽培の農家の方や、昔からの製造方法を守っている生産者の方を訪ねたり、とても勉強になりました。また、自然食品の原料、加工方法、保存方法、さまざまな民間療法等、欲しい情報が手に入るので、嬉しくて仕方がありませんでした。
日本CI協会には、マクロビオティックに関する貴重な情報が多く集まっていたので、過去の月刊誌のコピーをとったり、大森先生や、他の講師の先生のテープを借りて聞いていました。
売店に来られるお客さんに、何を食べればいいか聞かれると、仕入れたばかりの知識を話していました。そして自分のアトピーも治ってないのに、大森先生の様にすべての病を治すぞ、と燃えていました。
 
マクロビオティックを始めて約2年で、痒みが消え、アトピー性皮膚炎は治ってしまいました。
マクロビオティックの治療効果は凄く高いですが、菜食が良いとわかっていても、食事を変えられない方もおられることに気付き、その方々は治せないのがわかりました。
医師になるのは頭もお金も無理なので、いろいろ考えて、鍼灸が一番治せそうな気がし、鍼灸学校に入学しました。
 
鍼灸学校の1年の時、指圧院で働き始めました。自分でも治療出来るんだと喜びました。半年ぐらいで治療にも慣れて来ました。その頃から、硬いコリとの格闘になり、硬いところは親指だけでなく、肘や膝を使って押すようになり、毎回強く押し続けていると、患者さんの体は、強い刺激に慣れ、強く押さないとほぐれない、より固い体になっていました。治療しているのか、壊しているのかわからなくなってきました。
これではだめだと思い、それから、技術向上の為、本を読み、講習会通いが始まりました。
 
鍼灸学校に行きながらいろんな講習会に行きました。鍼灸、整体、気功など、東京、千葉、神奈川、京都、大阪、兵庫など、ほぼ毎週どこかの講習会に行っていました。
その結果、異常経絡・部位を診べ、骨のずれ、内臓の萎縮・膨張、筋肉の硬縮等、とても弱い刺激で、治療できるようになりました。
 
難解で厳しいマクロビオティックも、人体実験と試行錯誤と、マクロビオティックに無かった診断技術を取り入れ、個人個人の体に合った食物を調べることにより、的確に効くようになりました。そして、各個人に一番適した身近なお茶を飲んでもらうことで、すぐに体の痛み、内臓の異常を取り除く事ができるようにもなりました。
 
また、治療師として私がした事はそれだけではありません。
技術の向上もさることながら、病気を治す為に、また、運気を良くする為に、姓名学、気学も学ぶようになりました。それと、風水、神道、仏教、修験道、精神世界、神智学、人智学、前世療法、歯に詰める金属、食事療法、建築材料、電磁波、放射能など、関連するものにも理解を深めていきました。
 
もちろん実際に、伊勢、白山、熊野、出雲、出羽三山、富士、箱根、身延、三峰、鹿島、香取、諏訪、戸隠などの神社、仏閣に足を運び、大いなる畏敬を体感させて頂きました。
 
治療するということは、体を預けて頂いているので、自分や、家族が受けたいような、安全で、効果の高い技術を使い、危険なテクニックは使わないように心がけています。
 
その甲斐有って、今では、「薬を使わなくて良くなるから、病院に行くよりも良い。」と言って、いらして頂く方も居られます。また、「かじさんとこに行けば大丈夫だから。」と多くのご紹介を頂くようになりました。
 
これからも1回1回丁寧に治療させていただくつもりです。
カジハラ治療院がすべての方にとって百点満点ではないと思います。しかし、ご希望に添えるように一生懸命やらせていただきますので、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。
 

カジハラ治療院
  梶原 千譽